本校の留学生が7月に実施された日本語能力試験を受験し、N2・N3レベルに合格しました!
今回は、合格証書が届いた留学生たちに、広報システム委員がインタビューしました。
今回インタビューに答えてくれたのは、5名の留学生です。
1年 姫 鋭澤くん(中国)
2年 張 仲陽くん(中国)
3年 ガンバット エルフ アマルくん(モンゴル)
3年 オ ジュンソンくん(韓国)
3年 キム テヨンくん(韓国)
Q:日本語能力試験を受験しようと思ったきっかけは何ですか?
―(姫・テヨン)日本の大学に入学して勉強したいからです。
―(張・アマル)将来につながると思ったからです。
―(ジュンソン)自分の能力を試したいと思ったからです。
Q:合格と分かった時はどんな気持ちでしたか?
―(姫・ジュンソン)嬉しかったです。
―(張)中国にいるときにN3を受験して不合格だったのですが、その後1年半日本で勉強してN2を取れたので嬉しかったです。
―(アマル)思っていたよりいい点数で合格できてよかったです。
―(テヨン)めちゃめちゃ嬉しかったです。
Q:日本語能力試験のための勉強をしていて、諦めたり挫折することはありましたか?
―(姫・ジュンソン)諦めたことはありません!
―(張)特にありません。クラスメイトや部活動の仲間と会話していることが勉強になりました。
―(アマル)色々なひとの支えがあって諦めずに勉強できました。
―(テヨン)難しい時もありましたが、合格できたら自分のためになると思い、頑張って勉強しました。
Q:日本語能力試験の勉強で工夫したことはありますか??
―(姫)特殊なことは行っていません。
―(張)問題を解いたり分からない問題を日本語授業の松尾先生に質問したりして解決しました。
―(アマル)学校で使っているiPadで過去問題を探したりして自分でも問題を解きました。
―(ジュンソン・テヨン)日本語授業の松尾先生や岩崎先生に試験合格のためのプリントを作ってもらったりして、勉強しました。
Q:受験勉強を通して成長を感じることはありますか?
―(姫)日常生活を送るうえでも役立つフレーズなどを知ることができました。
―(張)経験をできたことがよかったです。
―(アマル)試験を受けると決めてから準備期間が3ケ月しかなかったので、3ケ月間、できるだけ日本語に集中して生活しました。
―(ジュンソン)日常生活のやり取りが役に立ち、勉強しなくても分かる言葉などが多くありました。
―(テヨン)受験前は難しく感じていましたが、受験してみると意外と簡単でした。
Q:ほかに、受験勉強を通して知ったことや感じたことなどがあれば教えてください。
―(姫)学校のiPadを使ってたくさん勉強しました。
―(張)日本語の文法が難しかったです。最近も、中国では使わない漢字で難しい言葉を知りました。なんだったっけな…。
(帰宅後に言葉を調べて教えてくれました。「趨勢」という言葉だったそうです。)
―(アマル)日本語はひとつの漢字に色んな意味があるから難しいです。
―(ジュンソン)漢字が難しいので何回もノートに書きました。
―(テヨン)難しい日本語は調べて書きました。最近は「取り入れる」という言葉の意味が分からず調べました。
ビッシリと漢字が詰まったノートを見せてくれたオ ジュンソンくん
留学生と教務部国際交流係の岡井先生
●教務部国際交流主任・木俣先生のコメント
留学生が高校を卒業したあとも日本で活躍できるよう、正しい日本語を学習する目的で日本語授業を実施しています。
根気強く学習し続けた努力が、今回の日本語検定で実を結びました。
異国で前向きに学ぶ留学生の姿に、他の生徒も大いに刺激を受けています。
●教務部国際交流係・坂巻先生のコメント
日本にやってきたばかりの時はあいさつ程度しか日本語は話せなかった彼らが、今回の日本語能力検定に合格したのは感慨深いものがあります。
日本語の授業への取り組み、クラスや部活の仲間との交流を通じて、彼らは荏原高校で大きく成長していると思います。彼らの姿勢から、他の生徒も刺激を受けているのではないでしょうか。
今後もさらなる活躍を期待しています!
●教務部国際交流係・岡井先生のコメント
今回の日本語能力検定に合格した留学生5名全員に共通しているのは、日本語を知りたいという意欲が高いという点です。
日本語のレベルは異なっていても、知らない言葉や表現があればすぐ調べます。
また、日本語の授業での課題等も積極的に取り組んでおります。
彼らはまだ高校生という若い年代でありながら、親元を離れ、異国の地で生活を送るのは想像以上に大変なことだと思いますが、日々前を向いて努力する姿を見せてくれます。
今後も継続して努力を積み重ね、日本での生活をより充実したものにしてほしいと思います。
教務部国際交流係の木俣先生・坂巻先生・岡井先生
今回は広報システム委員長の林くん、委員の野村さん、管さんがインタビューし、記事を作成しました。