学校長挨拶

GREETING

日本体育大学荏原高等学校 校長 渡邊 健

社会の宝となる人材(人財)を育成する

日本体育大学荏原高等学校 校長 渡邊 健

日本体育大学荏原高等学校 
校長
 渡邊 健

 日本体育大学荏原高等学校には、「若者のエネルギー」と「清々しさ」が満ち溢れています。皆さんが来校された時には多くの生徒たちが、「笑顔」と「礼儀正しい挨拶」で迎え入れてくれると思います。
 本校は我が国の体育・スポーツを常にリードし続けてきた日本体育大学の兄弟校として、開校から120年を迎える伝統校です。初代校長である「加納久宜子爵」が掲げた「知育・徳育・体育の調和」の基本理念を持って、より高い文武両道を目指した教育活動が継続され、体育・スポーツ分野をはじめ、広く社会に有為な人材を輩出し続けてきました。
 現在、我が国では急速な少子高齢化、働き方改革、AIの導入等により、大きな時代の変革を迎えています。また、日本経団連の新規採用に関する企業アンケートによると、求める人材の資質は「コミュニケーション力」、「主体性」、「チャレンジ精神」、「協働性」、「誠実性」などが上位に挙がっています。変化の時代にあっても「不易と流行」のバランスが重要であることが窺われます。我が国の教育のガイドラインである学習指導要領にも、次代を担う人物像として「主体的に活動し、協働的に課題を解決するとともに、思考力・判断力・表現力を身につけた人材」の育成が急務であると示されています。
 本校では、このような時代に対応するために、自立した学習者・探究者を育て難関大学を目指す「アカデミックコース」、なりたい自分を見つけ社会に貢献できる人財を育成する「アドバンストコース」、スポーツ科学や実習等を通してスポーツ指導者やアスリートを育成する「スポーツコース」があり、生徒の特性を生かした多様な教育を行っています。どのコースにおいても探究活動を積極的に進め、教科の枠を超えた学びのなかで、自分にとことん向き合い、仲間とコミュニケーションを取り合いながら、将来の夢や学びにかかわる学習を推進しています。また、各種行事を通して生徒が自主的・協働的に企画運営するなど、次代を担う人財育成のプログラムを積極的に実践しています。さらに、このようなあらゆる教育活動の中で、すべての生徒がタブレット端末を持ち、授業や学校行事、部活動や諸連絡等にフル活用しています。令和3年度には全国私学学校初の学校情報化先進校(JAET)にも認定されました。
 また、伝統的に部活動を中心とした教育活動全般で、挨拶・返事をはじめとする礼儀・礼節、物事に向かう一生懸命さや自分を信じる力など、社会に通用するたしなみや心構えを学ぶことにより、自主性・協働性や誠実性を身につけ、どのような分野でも愛され活躍できる「社会の宝」となる人財の育成を推進しています。
 このように、本校ではより高い文武両道を目指して時代の変化に即応し、多様な学びの体制を整えています。皆さん、日本体育大学荏原高等学校で、夢を叶えてみませんか!

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