新型コロナウィルス感染症拡大にともない、延期されていた始業式をYoutube配信を利用し行いました。校長からの訓示が行われた後は、各担任がオンラインミーティングアプリである「Zoom」を使用しHRを行いました。生徒は制服で参加し、いつもと違った新学期開始に戸惑いつつも、新しい担任やクラスメイトと顔を合わせ、嬉しそうにしていました。

 本校では一部の教科で3月から既にオンライン授業は実施してきましたが、5月まで続くこの臨時休業期間、「いつもより身近に、親身に、丁寧に」という方針で、現状に対する生徒たちの学習・進路・日常生活等に関する様々な悩みや不安を取り除くために ICT環境を活用しようと考えています。
 具体的には、

  • Zoom
    皆さんご存知のオンラインミーティングアプリです。オンライン授業だけでなく、生徒との面談・質問対応に利用します。
  • YouTube
    学校アカウントから生徒に動画を配信します。英語や数学といった座学の授業だけでなく、保健体育科から自宅でのトレーニング方法、家庭科からマスク作成の実技指導の動画を配信しています。
  • AirRESERVE
    オンライン予約で使われるサービスです。本校では、生徒との面談やZoomを使ったオンライン授業のスケジュール調整で利用します。
  • Google Classroom
    各教科からの課題の提示と提出、Google Formによる体調管理アンケートの配信、Gmailを使った教員との連絡など、様々な場面で利用します。

以上のものに加え、以前より利用しているロイロノートやClassiなどを活用し、「今」生徒が抱えている不安や質問をいつも以上にLiveに教員と共有する仕組みを整えています。

 緊急事態宣言の下、普段できるはずのことができない難しい状況にありますが、生徒と教員のどちらもが自宅で身の安全を確保しつつ、対話する機会を増やし、いつもより教員を身近に感じてもらえるような教育環境をICTを使って実現していきます。
 もちろん学力を伸ばすことは高校生の皆さんにとって重要なことですし、そのための授業も行っていきますが、まずは臨時休業が明けたとき本校の生徒が一人も休むことなく元気な姿で登校してくれることが大事だと考えていますので、何かあったら気軽に担任や教科の先生、部活の顧問の先生に相談してくださいね!

 1年生に向けては、全職員体制で1年生が使用するiPadの初期設定を完了させ、自宅に送付いたしました。これにより1年生の生徒もiPadを使用した諸連絡のやり取りや面談、オンライン授業がスタートしていきます。「ICTとかiPadとか使ったことないからわからない!」という人もいると思いますが、担任の先生が1つ1つ説明しますので、わからないことがあったら抱え込まず、まずは相談してください。
 また、入学式は学校再開後に「入学記念式典」として実施する予定です。状況が日々変化しておりますが、新入生たちと早く直接お会いできる日が来ることを楽しみにしています。

 

本日行われたZoomによるHRについて

 

【梅岡先生】
最初は伝達事項をしっかりと伝えられるか不安でした。全員が参加するまでに少し時間がかかってしまいましたが無事始めることができました。実際に顔を見て、会話をしたり元気な様子を見れたことは担任といたしまして、とても充実した時間になりました。

 

【庄司先生】
ライブ配信が始まる前はクラスのみんながアクセスし、ログインできるかどうか不安でしたが、全員が参加してくれたので安心しました。ライブでのHRを行ったことで、現在の様子や元気な顔が見ることができ、とても嬉しく感じました。

 

【木俣先生】
始まる前は、久しぶりにみんなと話をするので、普段の学校生活と同じような緊張感がありました。始まってみると、今までと変わらぬ、元気なみんなの顔を見ることができ、とても良かったです。ライブ配信でも、近くで会話しているような感覚でICTの素晴しさを感じました。HRが始まり、生徒一人一人の顔を見ることができ自然と笑顔になりました。1日でも早くみんなに会いたくなりました。

 

【赤沼先生】
クラスで「笑い」を共有するという体験は、オンラインミーティングでないとできなかったと思います。いつもと変わらないクラスの雰囲気を伝えることで、生徒に安心感を与えられたと感じました。今後も、Zoomというツールにとらわれず、生徒が今何を望んでいるのかという視点で、その時その時に最もあった方法で対応していきたいと思います。