7月16日、本校にて献血セミナーを行いました。今回は、献血の基本から社会における役割まで、専門の講師の方にお話しいただき、生徒たちが命を支える“献血”の重要性について学ぶ貴重な機会となりました。

 セミナーではまず、「献血とはどんなものか」「痛くないの?怖くないの?」といった基本的な事柄から、実際の献血の流れや、採血時の痛み、所要時間、年齢や体重などの条件についても詳しく説明がありました。献血時に使う針はつまようじやピアスよりも細く、針は怖くないんだよということや12%以内であれば血液は失われても貧血にならないと知りました。次に、献血された血液がどこに、どのように使われるのかについてのお話がありました。1人の患者さんが必要とする献血量は、私たちが想像する以上に多いという説明に、生徒たちは驚きとともに、命の重みを感じ取っている様子でした。

 1年間に約501万人の方が献血に協力しているものの、10代から20代の若者の献血者が少ないという課題があることも紹介されました。少子高齢化の進行により、今後ますます若い世代の協力が必要になることを知り、「自分にはまだ関係ない」と思っていた生徒たちにも、社会を支える当事者意識が芽生えたようです。