暖かい陽が射す3月5日木曜日に令和7年度の卒業証書授与式を執り行い、393名の卒業生が新たな一歩を踏み出しました。
式では、各クラスの総代に卒業証書が授与されました。証書は山梨県の手漉き和紙で作られたもので、校長からは「この証書が希望に満ちた素晴らしい未来へとつながるものになってほしい」との言葉が贈られました。

卒業証書授与
校長式辞では、「先の見えない暗闇であっても、自分自身の心に灯した火に従って歩んでほしい」と卒業生へメッセージが送られました。迷うことがあっても自分自身の軸を持ち、その輝きを自分だけのために使うのではなく、隣にいる人や社会のために分け与えられる人になってほしいと語られました。そして、自ら高めた力で“we”を広げていくことこそが本校の学びの真髄であり、2年間共に歩んできた卒業生は「誇りであり宝」であると述べられました。
続いて理事長訓辞では、卒業生が「左のポケットに思い出、右のポケットに大きな夢を詰めて旅立つ」姿に触れながら、人生をどう生きるかを考え続けてほしいと語られました。また、「汝己を知れ」という言葉を紹介し、自分がどんな人間で何に向いているのかを見つめることの大切さが伝えられました。多くの人に支えられて今日を迎えていることへの感謝を忘れず、社会のために何ができるかを考え、品性ある人格者として生きてほしいとの激励が送られました。さらに、京都のお寺にまつわる「甚五郎の忘れ傘」の逸話を通して、人として生きる知恵や謙虚さについても語られました。
来賓からの祝辞では、高校生活での経験が忍耐力や挑戦する心、最後までやり遂げる力、そして仲間を思いやる気持ちを育ててきたことが述べられました。これからの社会は変化が激しく思い通りにならないことも多いが、失敗を恐れず一歩踏み出す勇気を持ち、自分らしい人生を歩んでほしいとエールが送られました。
在校生代表による送辞では、泥にまみれ汗を流した部活動、荏原祭や体育祭などの行事に全力で取り組む先輩たちの姿が語られました。妥協を許さない真剣な眼差しと輝く笑顔は誇りであり、荏原高校の魂そのものだったと述べ、先輩方が築いた伝統を責任をもって受け継いでいくことを誓いました。
卒業生代表の答辞では、中学時代は新型コロナウイルスの影響で行事や交流が限られていたことに触れながら、高校では多くの仲間と出会い、協力し合いながら数えきれない思い出をつくることができたと振り返りました。海外での修学旅行などの経験を通して視野が広がったこと、生徒主体で行事を作り上げたことなど、高校生活での学びの大きさを語りました。また、悩みや立ち止まる時にもそばにいてくれた友人の存在、挨拶やマナーなど人として大切なことを粘り強く指導してくれた先生方、そして支えてくれた保護者への感謝の気持ちが述べられました。これからは支えられる側から支える側へと成長していきたいという決意とともに、在校生へ仲間との時間を大切にしてほしいとメッセージが送られました。
- 在校生代表送辞
- 卒業生代表答辞
式の最後には、日体大の応援団とチアリーディング部の学生からの激励があり、会場全体が温かな拍手に包まれる中、卒業生たちはそれぞれの未来へ向けて新たな一歩を踏み出しました。
卒業生の皆さんのこれからの活躍を、教職員一同心より願っています。
- 祝辞
- 日体大応援団&チアリ―ディング






