4/21~4/23にかけて1年生の宿泊オリエンテーションを行いました。「情熱を共有しようぜ!」とのテーマで様々な活動が行われました。

 初日は、校長先生や副校長先生からのメッセージに真剣に耳を傾け、一人ひとりがメモを取りながら、これからの高校生活に思いを巡らせている様子が伝わってきました。その後は白樺湖周辺のウォーキング。春の風が心地よく、自然の中でのびのびと歩きながら、まだぎこちないながらも友人との会話を楽しむ姿が微笑ましかったです。夕食後には、体験学習として花火師の方からのお話がありました。普段なかなか聞けない、花火の裏側や職人のこだわりに触れ、生徒たちの目が輝いていたのが印象的でした。

 2日目は再び白樺湖のウォーキングからスタート。澄んだ空気の中で、少しずつ緊張がほぐれ、笑顔が増えてきたように感じました。その後の体育館では、男子は「エッサッサ」、女子はダンス、そして全体での集団行動に取り組みました。最初は戸惑いながらも、練習を重ねるうちに声が大きくなり、動きが揃っていく様子には確かな成長を感じました。続いて行われた大縄跳びやクラス対抗リレーでは、ただ競うだけでなく、「どうしたら成功できるか」「どうすればうまくバトンをつなげられるか」といった工夫や協力を積極的に行っていました。2日目の体験学習では、長野県の名産であるリンゴを「丸かじり」するというユニークな体験、そして、白樺高原のアイスクリームを味わう時間もありました。「その地の味」を体感することで、学びがよりリアルになり、自然と笑顔がこぼれていました。

 最終日は、「これから自分はどんな荏原生であるべきか」を一人ひとりが、じっくり考える時間が設けられました。友人との対話や自分自身との対話を通じて、内面の成長を感じた生徒も多かったことでしょう。

 3日間の合宿を終えた1年生は、入学したばかりの頃とは違う、自信と笑顔に満ちていた表情がとても印象的でした。これから3年間の高校生活が本格的に始動します。ぜひこのオリエンテーション合宿で学び得たことや、友人との関係性を大切にしながら過ごしてほしいと思います。